こんにちは、サクラサクセスです。
今日は、中学2年生で習う『化学反応式』について書いていきたいと思います。
「全然覚えられん~( ゚Д゚)」
「せっかく書いたけど『2』が足らんやった~(>_<)」
…と悔しい思いをしている生徒さんが多い部分ですね。
中学2年生で習う『化学反応式』ですが、高校の化学を理解する上でも「化学反応式」は大事になってきます。
化学反応式は分子同士の反応や反応後、どんなものができるのかを教えてくれる大事なものです。
今日は、高校受験の対策として、『化学反応式の作り方・覚え方』を書いていきたいと思います。
<目次>【高校受験】化学反応式の覚え方
①化学式は何度も書いて覚える
まず、中学で学習する気体は、すべて2か3の数字がついているのは知っていましたか?
水素…H2
酸素…O2
窒素…N2
塩素…Cl2
アンモニア…NH3
また、金属である鉄(Fe)やマグネシウム(Mg)、非金属である炭素(C)や硫黄(S)にはそういう数字はついていません。
まずは元素がH、化学式がH2のようにここはしっかりと理屈抜きに覚えていく必要があります。高校受験レベルであれば覚えるべき化学式もそこまで多くはないので、しっかり覚えていきましょう。
そもそも、化学反応式を作る前段階として、
①原子の数をそろえる部分が難しいのか?
②覚えるべき化学式を覚えていないのか?
割とこの②の段階でつまずいている人が多いです。
いわゆるただ覚えていないだけというやつですね。
化学式が大丈夫ということであれば化学反応式にいけます!
次は、実際に化学反応式を作ってみましょう!
まずは化学式がきちんと理解できているかを確認しよう。問題なければ化学反応式に進もう!
②化学反応式の作り方
以下の3点をしっかりおさえれば、化学反応式は
難しくありません!
①日本語で式をつくってみる!
②化学式を並べてみる!
H2O → H2 + O2
と書けるはずです。ここまでは大丈夫でしょうか?覚えたものを並べただけです。
③原子の数を合わせる!
実は、これでは、まだ「O」(酸素)の数が合ってません。
左側(H2Oの酸素原子)は1個、右側(O2の酸素原子)は2個ですね。
O2をOにすることはできないので、
左側を2個にしていきます。
化学式は変えられない(H2O2としてはダメ!)ので、
H2Oをもう1つ用意します。
H2Oが2つなので、前に2をつけて「2H2O」となります。
そこで、H2Oの前に2をつけます。
△ 2H2O → H2 + O2
今度は、「H」(水素)の数が合わなくなりました。
2H2Oは水素原子が2個あったものが2倍になるので4個、
H2は2個ですね。
右側も4個にしないといけません。
化学式はかえられない(H4としてはダメ!)ので、
H2をもう1つ用意して2H2とすればいいですね。
そこで、H2の前に2をつけるとようやく矢印の左と右で数が合います。
○ 2H2O → 2H2 + O2
化学反応式はまずは日本語で作ってみよう!
(番外編)一番難しい!?化学反応式
次に、もっとも難しい化学式の1つ「炭酸水素ナトリウム」です。
化学式のもう一つの特徴は、後ろから化学式に直していくことです。
「炭酸水素ナトリウム」を3つに分けると「炭酸」、「水素」、「ナトリウム」です。
後ろから読むと「ナトリウム」、「水素」、「炭酸」です。
これを一つずつ順番に化学式にすると、
NaHCO3となります。
ちなみに「炭酸」はCO3と覚えておいてください。
また、炭酸水素ナトリウムを熱分解すると下記のような化学反応式になります。
2NaHCO3→Na2CO3+ H2O + CO2
理科が苦手な人は、身の毛もよだつ反応式です。
では、簡単な覚え方をご紹介します。
★NaHCO3…「ナホコさん」
★Na2CO3…「ナツコさん」
で覚えます。
順番を間違ってはいけません。「ナホコさん、ナツコさん」です。
これでもうきっと忘れないですよ!