こんにちは、サクラサクセスです。
中学3年生にとって、来たる高校受験のために、各高校の過去問演習は欠かせません。
日々勉強をしているとは思いますが、どのタイミングで過去問演習に入るべきなのか?
過去問は何年分を解けばよいのか?悩んでいる方も多いと思いますので、今回は効率的な過去問演習法についてご紹介します。
そもそも過去問を解く意味とは?
「過去問って1回出た問題だよね?次は出る可能性低いんじゃない?解く意味あるの?( `ー´)ノ」
…なんてことを言っている生徒さんも時々いらっしゃいます。
それでは、そもそも過去問を解くことにはどういう意味があるのでしょうか?
そこから話していきたいと思います。
まず、過去問を解くことが得点力の向上に繋がることを理解しましょう。
得点力とは、日々の努力で培った学力を試験本番でいかに発揮できるかを測る指針になります。
例えば、学力がどんなに高くても、時間内に「解き切れなければ」得点には繋がりません。適切な時間配分や、わからない問題は敢えて飛ばすなど、過去問を解くことで、問題傾向がわかり得点につながるような解き方を身につけられるようになります。
過去問を解く=問題傾向がわかり、得点力の向上につながる!
過去問はいつから解き始めて、何年分解けばいいの?
中学3年生であれば、できるだけ早く1番最新年度の過去問に目を通した方が良いです。
まだ、「習っていない範囲もあるのに…」と思いがちですが、入試の約5割以上が中学1・2年生の範囲からの出題です。地域と年度によっては、約7割が前学年の範囲ということもあります。夏休みまでにと言いたいところではありますが、遅くとも10月までには目を通しておきたいところです。
早めに目を通すことで、
①現状の学力と志望校との差がわかります。日々定期テストや実力テストのために復習と予習を同時並行でやっている方も多いかもしれませんが、復習を強化した方が良い部分が判明しやすいです。
②入試の傾向と対策がわかります。入試ではこの単元は頻出だなとか、実力テストとは違った問題形式の出題だななど傾向がわかり、今後の対策も立てやすいです。そういう部分では、最初の長期休みである夏休みに目を通しておくと対策の力の入れどころも変わってくるはずです。
また、一番重要な過去問の解き始めですが、冬休みに2年分は解いておきましょう。まだ習っていない範囲も大分少なくなっているはずです。この段階で得点力向上につなげるために時間配分を確認したり、復習すべき苦手単元の把握を行いましょう。
その後は、1月~入試本番にかけて3年分は解いて、最低でも5年分は解いてください。それ以前の過去問も解くに越したことはないのですが、今の傾向とかなりギャップがある場合も多いのでそこに注意しながら解いてみましょう。
ここまでは、公立高校入試を想定して話してきましたが、地域によって志望すべき私立が複数ある場合は過去問の演習が志望校を決める場合もあります。
私立高校の入試の出題傾向は、高校によって様々です。すなわち問題と自分の相性があります。そこの相性次第で志望校を変更したり決定したりする場面もあります。参考にしてみてください。
遅くとも10月までには過去問に目を通そう!また、冬休み中に2年分を解いておこう!
1月~入試本番にかけては3年分を解いて、トータル5年分は必ず解こう!
まとめ
以上、色々と述べてきましたが、過去問を解いていくうえで注意すべき点もあります。
習っていない範囲や習ったばかりの範囲がある上に、本番と同レベルの問題なので解けなくても自信を落とさないようにすることが大事です。
まずは、自分が解けなかった理由を分析し、しっかり復習を行いましょう。
ケアレスミスなのか?
時間があれば解けたのか?
解けたけど試験時間のことを考えると飛ばして他の問題を考えた方が良かったのか?
解きっぱなしにするのが一番ダメです。
過去問は、入試本番の問題と似ているようで一番似ていない問題になります。…が傾向は同じはずです。以上のことを踏まえてしっかり過去問演習を有効活用していきましょう。