「最近、子どものテストの点数が…」
「塾に通わせたいけど、どこがいいか全然わからない...」
そんな不安を抱えていませんか?
個別指導塾は、お子さんの学習状況に合わせた指導で、成績アップや志望校合格をサポートしてくれる強い味方です。
しかし、数多くの個別指導塾から、本当に子どもに合った塾を選ぶのは簡単ではありません。
- 「塾選びで失敗したくない!」
- 「費用は?」
- 「どんな先生がいるの?」
…気になる疑問がたくさんありますよね。
そこで、この記事では、個別指導塾選びで後悔しないための7つのチェックポイントを徹底解説します!
ぜひ、この記事を読んで個別指導塾を選ぶ際のポイントになれば幸いです。
個別指導塾とは
そもそも個別指導塾とは、講師が子ども一人ひとりに対して、個別に学習指導を行う塾のことです。
子どもの学力や学習進度、目標などに合わせて、一人ひとりに合わせた学習計画を作成し、指導を行います。
個別指導塾は、一般的に1対1~1対3までの指導形態が多く見られます。
完全個別指導塾と複数人個別指導塾の違い
個別指導と一口に言っても、講師1人に対して子ども1人で授業を行う「完全個別指導塾」と、講師1人に対して子どもが2~3人で授業を行う「複数人個別指導塾」があります。
多くの方が、「個別指導塾」と聞くと「完全個別指導塾」をイメージするかもしれません。
しかし、実際には「複数人個別指導塾」も多く存在し、それぞれに良い点と注意点があります。
両者の違いを理解したうえで、子どもに合った塾を選ぶことが大切です。
以下の表で、完全個別指導塾と複数人個別指導塾のメリット・デメリットを比較してみましょう。
項目 | 完全個別指導塾 | 複数人個別指導塾 |
---|---|---|
メリット | ・子ども一人ひとりに合わせた、きめ細やかな指導が可能 ・質問しやすい環境 ・周りの目を気にせず、自分のペースで学習できる |
・完全個別指導塾に比べて費用が安い傾向 ・質問(インプット)と問題演習(アウトプット)をバランス良く実施できる |
デメリット | ・複数人個別指導塾に比べて費用が高い傾向 ・人気講師の予約が取りにくい場合がある |
・完全個別指導塾に比べて、講師から指導を受けられる時間が限られる ・周りの子どもの進度が気になる場合がある |
どんな子どもに向いているか? | ・周りの目を気にせず、自分のペースで学習したい子ども ・苦手科目を徹底的に克服したい子ども ・難関校を目指す子ども |
・ある程度、自分で学習を進められる子ども ・費用を抑えたい家庭 ・長時間集中することが苦手な子ども |
このように、完全個別指導塾と複数人個別指導塾には、それぞれ異なる特徴があります。
どちらが優れているというわけではなく、子どもの性格や学習状況、目標などに合わせて選ぶことが大切です。
体験授業などを通じて、それぞれの特徴をよく見極めましょう。
個別指導塾のメリット
子ども一人ひとりに合わせた学習計画
個別指導塾では、子どもの学力や学習進度、目標などに合わせて、一人ひとりに合わせた学習計画を作成します。
集団塾のように、決められた学習計画に従って授業が進められるわけではないため、自分の理解度に合わせた学習が可能です。
- 「学校の授業の予習・復習をしたい」
- 「苦手科目を克服したい」
- 「受験対策をしたい」
など、子ども一人ひとりの要望に柔軟に対応できるのが個別指導塾の強みです。
講師との距離が近く質問しやすい環境
個別指導塾では、講師と子どもの距離が近いため、わからないことをすぐに質問できる環境が整っています。
集団塾では、大勢の子どもの前で質問することに抵抗を感じる子どもも少なくありません。
しかし、個別指導塾であれば、周りの目を気にすることなく、気軽に質問できます。
講師も子どもの表情や理解度を確認しながら授業を進められるため、子どもの「わからない」を見逃さずに、丁寧に指導することができます。
自分のペースで学習を進められる
個別指導塾では、子ども一人ひとりの理解度に合わせて授業が進められるため、自分のペースで学習できます。
集団塾では、授業のスピードについていけない子どもや、逆に物足りなさを感じる子どもが出てしまうことがあります。
しかし、個別指導塾であれば、理解が不十分な部分は時間をかけてじっくりと学習し、理解できている部分はどんどん先に進むことができます。
個別指導塾のデメリット
個別指導塾には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。
主なデメリットは以下の3つです。
集団塾に比べて費用が高い傾向がある
個別指導塾は、集団塾に比べて費用が高い傾向にあります。
これは、個別指導塾では子ども一人ひとりに対して講師が指導を行うため、人件費が高くなることが主な理由です。
また、一人ひとりに合わせた学習計画を作成したり、個別の教材を用意したりする費用もかかる場合があります。
競争心が育ちにくい可能性がある
個別指導塾では、子ども一人ひとりが自分のペースで学習を進めるため、競争心が育ちにくい可能性があります。
集団塾では、周りの子どもの学習進度や成績を意識することで、自然と競争心が芽生えることがあります。
しかし、個別指導塾では、他の子どもの学習状況を知る機会が少ないため、競争意識が生まれにくい傾向があります。
講師の質にばらつきがある
個別指導塾では、講師の質が塾によって異なります。
また、同じ塾でも講師によって教え方や相性に差があることも少なくありません。
個別指導塾では、講師との相性が学習効果に大きく影響するため、体験授業などを通じて、講師の質や相性を見極めることが大切です。
後悔しない個別指導塾の選び方|7つのポイント
個別指導塾選びで失敗しないためには、以下の7つのポイントをチェックすることが大切です。
これらのポイントを参考に、複数の塾を比較検討し、子どもに最適な塾を見つけましょう。
明確な目的・目標設定をする
まず大切なのは、「何のために塾に通うのか」という目的を明確にすることです。
- 「志望校に合格したい」
- 「苦手科目を克服したい」
- 「定期テストの点数を上げたい」
など、具体的な目標を設定しましょう。
目標が明確になれば、塾選びの軸が決まり、数ある個別指導塾の中から、自分に合った塾を絞り込むことができます。
また、目標設定は、塾に通い始めてからのモチベーション維持にもつながります。親子でよく話し合い、具体的な目標を設定しましょう。
複数の塾を比較検討する
個別指導塾選びでは、一つの塾だけでなく、複数の塾を比較検討することが大切です。
気になる塾が見つかったら、まずは資料請求をしてみましょう。
資料には、塾の特徴、学習計画、料金体系などの情報が掲載されています。
また、多くの塾では、定期的に説明会を開催しています。
説明会では、資料だけではわからない、塾の雰囲気や講師の様子などを知ることができます。
さらに、体験授業に参加することで、実際の授業の進め方や、講師との相性を確認できます。
資料請求、説明会、体験授業などを積極的に活用し、各塾の特徴をしっかりと把握しましょう。
講師の質と相性を確認する
個別指導塾では、講師の質が学習効果に大きく影響します。
体験授業などを通じて、講師の教え方や人柄をしっかり確認しましょう。
教え方がわかりやすいか、質問しやすい雰囲気か、子どものやる気を引き出してくれるかなど、様々な視点から講師を評価することが大切です。
また、講師との相性も大切です。
どんなに優秀な講師でも、子どもとの相性が悪ければ、学習効果は半減してしまいます。
体験授業では、講師の教え方だけでなく、性格や話し方なども観察し、子どもとの相性を見極めましょう。
学習計画の内容を確認する
塾の学習計画が、子どもの目標や学習状況に合っているかを確認することも大切です。
個別指導塾では、子ども一人ひとりに合わせて、オーダーメイドの学習計画を作成するのが一般的です。
しかし、塾によって学習計画の内容や指導方針は異なります。
例えば、受験対策に力を入れている塾もあれば、学校の授業の予習・復習に重点を置いている塾もあります。
また、使用する教材や、宿題の量なども塾によって異なります。
子どもの目標や学習状況を塾側に伝え、どのような学習計画で学習を進めていくのか、具体的に確認しましょう。
料金体系を確認する
個別指導塾を選ぶ際には、料金体系をしっかりと確認することが大切です。
多くの塾では、授業料以外にも、教材費、テスト費、入会金、諸経費など、様々な費用がかかります。
これらの費用は、塾によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
また、季節講習や特別講座などを受講する場合、追加費用が発生することがあります。
これらの費用も含めて、トータルでどれくらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。
複数の塾の料金体系を比較することで、より費用対効果の高い塾を見つけられるかもしれません。
合格実績を確認する
塾選びの際には、合格実績を確認することも大切です。
特に、志望校が決まっている場合は、その志望校への合格実績が豊富な塾を選ぶと良いでしょう。
合格実績は、塾の指導力やノウハウを示す指標の一つです。多くの合格者を輩出している塾は、受験対策に精通しており、合格するための効果的な指導を提供してくれる可能性が高いと言えます。
ただし、合格実績はあくまでも目安です。合格実績が少ない塾でも、質の高い指導を行っている塾はたくさんあります。
合格実績だけでなく、他の要素も総合的に判断して、塾を選ぶようにしましょう。
口コミや評判を参考にする
塾選びの際には、インターネット上の口コミや評判を参考にするのも良いでしょう。
実際にその塾に通っている子どもや保護者の意見は、塾選びの参考になります。
ただし、口コミや評判は、あくまでも個人の意見です。
良い口コミもあれば、悪い口コミもあります。
口コミや評判を鵜呑みにするのではなく、参考程度にとどめておくことが大切です。
また、インターネット上の情報だけでなく、実際にその塾に通っている子どもや保護者から、直接話を聞くこともおすすめです。
身近に通っている人がいれば、積極的に話を聞いてみましょう。より実情に近い情報を得られるはずです。
まとめ
個別指導塾選びは、子どもの将来に関わる大切な選択です。
この記事で紹介したポイントを参考に、複数の塾を比較検討し、子どもに最適な塾を見つけてください。
「個別指導塾選びで失敗したくない」「子どもの学習塾選びが難航している」といった保護者の方は、まず、塾に通う目的を明確にしましょう。
目的を明確にすることで、候補とすべき塾が絞れてきます。
そして、資料請求や説明会、体験授業などを通じて、複数の塾を比較検討します。その際には、講師の質や、学習計画、料金体系などを確認しましょう。
また、可能であれば実際に通っている子どもや保護者から話を聞くことで、ネット上の情報からは得られないリアルな情報を得ることができます。
さらに詳しい情報が必要な場合は、各塾の公式サイトをチェックしたり、体験授業に参加したりすることをおすすめします。
この記事が、塾選びの参考になれば幸いです。