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【令和6年度】滋賀県公立高校入試|受験情報まとめ

 

滋賀県の中学生のみなさん、こんにちは。

ほとんどの方が初めての受験となる高校受験、不安なこともたくさんありますよね。

そこで今回は大事な受験を失敗しないために、滋賀県内の公立高校入試情報をまとめました!

 

1.選抜方法

 

合否は「学力検査の得点」と「内申点」の合算で判定されます。それぞれの比重は「3:7」「4:6」「5:5」の範囲で、各高校によって異なります。

 

学力検査

各教科100点満点の計500点満点(国・数・社・理・英)で評価。

※ただし膳所高校理数科は数学・理科を120点とする

内申点

調査書内の「学習記録」により決定。

評定は各学年9教科×5段階=45点で評価。(3年間で計135点)

 

判定手順

①学力検査点と調査書評定(内申書)の総合点が上位の者から合格者を決めていく

②学力検査に加えて、面接、作文、実技検査を資料とし総合的に判断する

 

2.偏差値表 (一般選抜/推薦選抜・特色選抜)

次に偏差値表を見てみましょう。

 

 

3.合格点ボーダー

 

志望校に合格するためには実力テストや内申点で何点を取っておけば良いのでしょうか?

以下は、平均点を300点としたときの実力テストの基準と、内申点の目安になります。

志望校が決まっていない方は、現状の自分の点数と比較して、どれくらいの高校を目指していけるのか参考にしてみてください。

 

 

 

4.入試傾向・対策

 

一般選抜の学力検査はどのように対策していけばよいのでしょうか?

以下は、各教科の出題傾向と、それに向けて必要な対策です。

 

 

国語の出題傾向と対策

〈出題傾向〉
論説文の読解と作文を中心とした構成で、知識問題もバランスよく含まれています。

読解は、細部の内容吟味や文脈把握だけでなく、筆者の考えをまとめる設問など、文章全体を正確に読み取る力と、記述力が求められています。

作文は100~140字程度の分量です。資料を読み取ったり、複数の意見や案からより良いものを選んだりして、自分の意見を述べるというものです。

〈対策〉
まずは過去の入試問題に当たって、出題傾向を掴んでおきましょう。制限時間内で解き切れるように、時間を測っての演習が大切です。

読解問題は記述力が求められるので、自分で文章を作る練習をしておきましょう。

課題作文では、テーマを定めたり資料を用いたりして自分の考えを100~140字程度でまとめる練習が必要です。書いた作文は、塾や学校で添削をしてもらいましょう。

 

数学の出題傾向と対策

〈出題傾向〉
小問数は例年17問程度が定着しています。多い問題数ではありませんが、短時間では解けない問題もあるため、時間配分に気を付ける必要があります。

大問1では基本的な計算問題が9問程度出題されています。大問2以降は関数や図形などの総合問題が出題されています。

〈対策〉
まずは全般にわたって復習をし、基本事項をマスターしていくことが重要です。全体的に問題文章が長く、内容を読み取ることに時間が掛かるため、解きやすい問題から解くことを意識して時間配分にも十分に注意が必要です。

大問1は確実に得点できるように、計算問題を中心とした小問集合や、確率・資料問題などの一行問題を復習しておきましょう。

大問2以降は、関数と図形の融合問題、図形の証明問題を中心に対策しておきましょう。単に形式に慣れるだけでなく、解答するための知識を確実に身に付けておくことも重要です。

 

英語の出題傾向と対策

〈出題傾向〉
年度によってわずかに出題形式の違いは見られますが、大問構成や出題の意図は一貫しています。

聞き取りテストは、少しひねった問題も見られ、英文記述式の配点が高いです。

読解問題は、文法問題から本文の読み取りに関するものまで、さまざまな形式の小問が出題されます。英問英答や自由英作文の大問もあり、こちらも配点が高いです。

〈対策〉
聞き取りテスト、英文読解、英作文という大枠は変わらないでしょう。

まずは長文に慣れておくことです。長文読解問題が2題出題されますが、出題形式が多岐にわたっているため、文法・語句の知識を強化することが土台となります。その上で、長文の早期対策が必要です。

また、会話文においては、会話表現を覚えておくことも大切です。日頃からできるだけ沢山の長文を読み、大意を掴みながらスピードを上げて読めるように練習しておきましょう。

全体として記述する問題の割合が高いため、自分で考え、英文を作成する練習が必須です。

リスニング問題は配点が33%あります。普段からCDやラジオなどを利用して対策を行うこと、普段から単語や例文の発音を反復することが、確実に得点する近道となります。

 

理科の出題傾向と対策

 

〈出題傾向〉
物理は、実験図・グラフからの読み取りと、計算により理解力・思考力を問う問題になっています。単なる丸暗記だけでは解答できないので、仕組みや公式の成り立ちなど原理・原則を確実に理解しておくことが大切です。

化学は、化学変化を中心とした出題内容で、化学式、モデル図の見方、質量比の計算など多様な形で出題されます。教科書の実験について整理しておきましょう。

生物は、観察の結果を通して、知識・理解を問うものが多く、さまざまな単元から出題されています。基本事項を復習した上で、実験や観察の結果を考察する練習をしておくことが大切です。

地学は、観測図・表を中心に動きや変化を考察する出題が多いです。基本を押さえて、計算・応用ができる力が求められます。グラフ・表・図をもとに重要事項を理解しておきましょう。

〈対策〉
各分野から1単元ずつ出題されるため、万遍なく学習しなければなりません。

また実験問題をベースに出題されているため、実験の意図や結果の考察について言及する問題が多くなっています。

用語や実験内容の暗記だけでなく、「何を調べるための実験なのか」「実験結果から何が分かるのか」まできちんと理解して覚える必要があります。

 

社会の出題傾向と対策

〈出題傾向〉
大問は3題です。地理1題、歴史1題、公民1題が出題されています。ほとんどが地図・図表・絵・グラフなどの資料を使った問題です。

また、問題のうち半分以上が記述形式(短文・長文含む)なので、その事項について自分の言葉で簡潔に説明できるようにする力が求められています。

〈対策〉
問題に出てくる単語を覚えていないと出題の意図が掴めないため、まずは重要語句の意味を覚え、その語句に関連した内容との繋がりを把握しておくことが重要です。

頻出問題である資料の読み取り問題では、1つの資料だけでなく複数の資料を組み合わせて考える問題が出題されます。出題内容に合わせて、読み取ったデータから根拠を示して記述する力が問われます。

 

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