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こんにちは、サクラサクセスです。
このブログでは、サクラサクセスの本物の先生が授業を行います!
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さて、そろそろさくらっこ君と先生の授業が始まるようです♪
今日も元気にスタート~!
矢田先生
今日もよろしくおねがいします!
矢田先生
さくらっこくん、こんにちは!
今回は、説明的文章(評論文)の正しい読み方②として、
傍線部問題の攻略法をご紹介します!!
さっそく、次の文章を読んでみてください。
「ものが自己の外にあるというのは身体の外にあることである。さもないと行為というものは考えられない。主体は単に主体的なものでなく、むしろ主観的・客観的なものである。それは客観に対する主観の如きものでなく、客観に媒介された主体である。客観をわが身とすることによって真に独立になったものが主体である。人間も世界における一個の物にほかならず、その意味において我々の最も主観的な作用も客観的なものということができる。」
(『哲学入門』三木清)
そして、このような問題が出題されたとき、どう答えればよいでしょうか?
問:傍線部の『客観に媒介された主体』とはどういうものか?
読んでいるだけだと内容の難しさに気を取られて考えがまとまらないよ~
矢田先生
じつは簡単に答えを導き出せるコツがあるんです!
それでは、解説していきます。
傍線部問題の攻略法《その1》はコレです!!
部分は一文で解釈
「部分は一文で解釈」とはどういうことかというと…
上の問題では、傍線が一文の中の一部のみに引かれていますので、
あらためて一文全体として読み直す、ということです。
そうすると、「それは客観に対する主観の如きものでなく、客観に媒介された主体である。」として解釈し直す必要が出てきて、文の冒頭の「それ」を特定しなければならないことが分かります。
そして、その「それ」は、一つ前の文の主語にあたる「主体」を指していることが分かります。
「え?なんで?」と思われた方。するどいです!
ここで登場するのが、傍線部問題の攻略法《その2》です!
接続詞の無い、文と文の繋がりは、言いかえである
普段はあまり意識しないかもしれませんが、
「しかし」などの逆接はもちろん、
「そして」や「また」のような順接・並列の接続詞でも、
それらがあれば一連の文同士は別の内容、なければ言い換えの関係になっています。
とすると、冒頭の文章の傍線部を含む一文とその前の一文とは接続詞がないので、言いかえの関係になっていることが分かり、そのために主語も共通ということが分かります。
だから、傍線部を含む文の「それ」は「主体」と特定できることになります。
矢田先生
そして、傍線部を含む一文の次の文を読んでみても接続詞がないので、
次の文とも言いかえの関係にあることが分かります。
そして、言いかえであれば、言葉は違っていても主語や述語の関係は同じですので、傍線部の「客観に媒介された主体」とはすなわち、「客観をわが身とすることによって真に独立になったもの」と言い換えることができます。
そして、傍線部問題の攻略法《その3》!
前回ご紹介した「設問の言葉と解答を一致させる」に注意して解答します!
すると、解答は、「客観をわが身とすることによって真に独立になったもの」とすることができます。
ご紹介した3つの攻略法で、結局、抜き出しで解答できてしまいました!
「~もの」と答えるのが正しいんだもんね!!
設問の言葉に合うように答えを選ぶってこと忘れないようにしよう!!
矢田先生
この3ルールを常に適用することで、解答の根拠は各段に強まりますので、ぜひ意識し続けてみてください!
3つのルールを覚えてテストに挑もう!!
ポイント
- 部分は一文で解釈
- 接続詞の無い、文と文の繋がりは、言いかえである
- 前回ご紹介した「設問の言葉と解答を一致させる」に注意して解答します!
最後までお読みくださりありがとうございます♪
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