こんにちは、安来プラーナ前教室の神白です。

今回のテーマは『自学』

塾と違い、教えてくれる人がいない状況では塾と勉強の仕方は大きく変わります。

どんな勉強の仕方をすればいいのかを数点ですがお話ししようと思います。

受験に対して受験用の教材というものが存在します。

学校・本屋・塾などで購入できるのですが、まずは1科目につき1冊は準備しましょう。

参考書もあるとベストです。自学では調べることも必要だからです。

～すすめかた～

まず1周目はなるべく早く終わらせたいです。（暗記分野）

年内に1周出来れば反復の時間はかなり取れますよ。

1周目で意識してほしい点は、間違えた問題は必ずテキストにチェックを入れましょう。

2周目からは間違えた問題のみ反復していきます。（テキストにチェックが必要な理由です。）

反復を通して出来なかった問題が出来るようになると点数が伸びてきます。

最初から解けた問題を何度も繰り返しても点数は上がりませんよね。

～科目別～

英語　文法・単語は暗記です。何度繰り返したかで定着度が変わります。

問題を見て、あの単元のことだなと気付けるまでミスした問題は繰り返しましょう。

単語は見た瞬間、意味が言えるまで繰り返しましょう。

孤独な作業になりがちですが、チリも積もれば・・・とはまさにこの事です。

長文は解いた後が勝負です。答え合わせでマル・バツを付けるだけでは力は付きません。必ず解説の訳に目を通し自分はどこが訳せて、どこが訳せなかったのかを把握しましょう。単語が分からなくて訳せなかったのか、文法を知らなくて訳せなかったのか。自分の訳せなかった所を調べた後でもう一度読んでみましょう。

基本は1つの長文に対して何度も読む。分からなければ調べる。更に読み返してみることです。前回読んだ長文をもう一度読んでみるのもありです。

単語同様、何度も触れることで表現を覚えていきます。

自学の際は100％理解するのは難しい事です。そんな時は解説を見て理解出来た所のみでもいいのです。何か1つ2つでも理解が進んでいれば徐々に力は付いてきます。

○×を付けて答えを書き写してお終いというのだけは卒業しましょう。

数学　ミスしたら解きなおす事が基本です。

答えを見て解説を理解して終わっていませんか？

自力で最初から答えまで書く癖を付けましょう。

解説を理解しても必ずしも自力で答えまでたどり着けるとは限りません。頭で考えた事は書き出して下さい。

テストでは考えた事・理解した事を書きだして初めて点数になります。

次は図形や関数で図・グラフに書きだせるものは書きだしましょう。

その図・グラフに長さ・角度・座標も付けたし、同じ長さ・角度には同じ印をつけましょう。

問題文だけではイメージできなかった事が図を通してイメージ出来ることが多々あります。

社会・理科

暗記の科目だから軽く見ている人も多いですが、用語の暗記だけでは太刀打ちできない問題も数多く出題されます。

ただ用語の暗記なくして、それ以降の問題は解けません。

英単語同様に用語だけは教材を早く一周し何度も反復する時間を作りましょう。

その上で図・表・実験の問題に取り組むと効果があると思います。

国語　自学で進めるなら解説が豊富な問題集を使用することが大切です。

読解問題は自分のミスに中々気付けないものです。そこをカバーするのが解説になります。

ついつい感覚で解いてしまいおしまい。というパターンが圧倒的に多いと思います。

少しでも質を高めるなら解説を必ず読む事。そして自分の考えと何が違ったのかを考えることです。それでも理解が深まらない場合は段落ごとに要旨をまとめ、全体としてどんな話なのかを考えてみます。

その上で再度問題と照らし合わせて読んでみましょう。

英語の長文同様、自学では1つの文に対して何度も読むことで少しでも理解が深まれば、後はその積み重ねです。

最後に5科目に共通することですが、解説を読み込みましょう。参考書と同じくらい重要なものです。暗記すべき点があるならば線を引いておきましょう。実は解説を読むだけでもかなりのべんきょうになります。

答えを書き写しておしまいにすると、単純暗記の単語・用語くらいしか身に付きません。

少しでも自学の参考になればと思います。